長い人生を健康に過ごすために大切な「骨」
人生１００年時代と言われます。
長い人生を楽しく健康に過ごすために、寝たきりにならないようにすることの大切さは言うまでもないですが、そのために、骨粗しょう症を防ぐことが大切と言われます。
一般的に、男性よりも女性のほうが骨が細いため、女性は、骨粗しょう症になりやすいそうです。加えて、女性ホルモンが減る閉経後に、女性の骨の量は急激に減ってしまうため、50歳代以降は、定期的な骨密度検診が推奨されています。
骨粗しょう症を防ぐには、毎日の運動と、カルシウムなど骨に必要な食物をきちんととること等が大切です。
このように、まずは、母親世代が気を付けたい骨粗しょう症ですが、子ども時代の生活が、老年期の骨粗しょう症の発症に影響する場合があるそうなので、今日は、女の子さんにとって大切なポイントをご紹介したいと思います。
将来の骨粗しょう症を予防するポイント
① 小学生時までの運動が大切
調査によると、女の子の場合、思春期前（＝初潮を迎える前）の時期の運動に、骨を太くする効果があるそうです。その後の時期にたくさん運動をしても、骨を太くすることはできにくいそうです。小学生までの時期に、できるだけ多く運動することが太い骨を育て、将来の骨粗しょう症を予防する効果があります。
参考：子供の運動をスポーツ医学の立場から考える 日本臨床スポーツ医学会
② やせている子は要注意
骨は、重力などの負荷がかかると鍛えられる性質があるため、体重が軽いと骨が弱くなります。そのため、やせていて、体重が軽い人の方が骨粗しょう症になるリスクが高く、 注意が必要と言われています。一定の体重を保っていることが、将来の健康にとって大切なのですね。そうした点からも、過度なダイエットなどはよくありません。
私たち・子どもたちの長い人生、できるだけ健やかに過ごせたらよいですね。
