モモコの育児ノート

子育ての試行錯誤や、参考になった本など

子どもの食事において、一番大事なことは何か?

 

◆子どもの食事において、一番大事なことは何か?

子どもの毎日の食事・・大事にしたいと思うものの、毎日作るだけでも大変。メニューを何にするか考えるだけでも疲れる・・。けれど・・・食事は、やっぱり大事にしたいなぁと思うとき・・食事において、何が本当に大事なことなんでしょうか?

 

子ども アイスを食べる

栄養は大事・・

好き嫌いはできるだけないように・・

食事のマナーも・・・

 

考えていると、つい ”あれも大事、これも大事”になってしまいがちです。

そして、全部はきちんとできないよなぁ・・・ともなる現実・・・・

 

◆大事なのは ”健康的な食習慣を身につけさせること”

『人はこうして『食べる」を学ぶ』の著者、ウィルソンさんは、子どもの食事において大事なのは、すばり、健康的な食習慣を身につけさせることだと言います。

 

『子どもに野菜を無理に食べさせて、その日一日だけ、きちんとした栄養をとらせることよりも、その日は、野菜が少ししか食べられなくても、長い目で見て、少しずつでも、健康的な食習慣が身につくように育てていくことが大事・・』

 

『その子が大人になったとき、ジャンクフードを好むのではなく、自然と、野菜や魚を好み、適度な量の食事を楽しくとることができるように・・』

『ヤケ食いや、無理なダイエットに走ることなく、健康に良い食事をとることができるように・・』

 

そうですよね。ウィルソンさんの言うことは、もっともだと、私は思いました。

 

お箸の持ち方を練習させなきゃ・・とか、野菜を食べさせなきゃ・・とか、毎日、思うことはごちゃごちゃとたくさんあるけれど、その中でも一番大事な ”健康的な食習慣を身につけさせる” という目指すべき目標をはっきりさせておくことで、働きかけの軸をしっかりさせることができるなぁと感じました。

 

それから、私の場合、ちゃんと母としての仕事ができているかという心配も軽くなり、「野菜食べなさーい!」とか、キーっとなることもほとんどなくなりました。

ウィルソンさんに感謝です。

 

◆よい「食育」ができている家庭とは?

ウィルソンさんによると、子どもの健康的な食生活獲得に関して、最も良い結果を残しているのは「暖かみがあり、管理が行き届いている家庭」とのことです。

 

どんな家庭かというと・・・食事は家族一緒に食べることが多い。ジャンクフードはあまり口にせず、家にも置いていない。しかし、これはたくさん食べろとか、これは食べてはいけない等、食べ物一つ一つについて大騒ぎしたり、過剰な制限はしない家庭・・ということです。

 

ある調査では、過剰に食べ物を制限する母親を持つ子どもたちは、空腹ではないのに最もよくお菓子を食べる傾向があったとのこと。何を食べるかということは大事だけれど、母親が、食べ物について過剰に心配することで、子どもがギスギスした気持ちになってはもともこもない。何かと細かく心配してしまいがちだけれど、それよりも、できるだけ楽しく、幸せな気分で食事をすることが大事、ということなんですね。